・2D横スクロール型アクションが好き
・探索型が好き
・難解な局面に繰り返し挑戦することが好き
以上は私のゲームプレイスタイルなのですが、このような性向の方にはお勧めできるゲームであると断言できます。
因みに私は無駄にゲームプレイ歴は長い方ですが、ローグライクというものには縁がなく、これが初めてでした。途中でどんなに攻撃力が増して、HPが高まっても一回死んだら即、初期化する。言葉で聞いたことはありましたが、体験するのは今回が初でした。しかししばらくプレイすると分かりますが、完全に初期化するというわけでもないのです。
・獲得したスキルは残り、それによって以降のリプレイは容易になっていく
・必要なスキルを獲得した後は、道中発見した武器防具が初期装備として抽選されるようになる
・ボス戦の後利用できるようになる施設で、道中発見するアイテム品質を向上させることができるようになる
・お金もある程度、スキル強化によって残せるようになる
・回復剤の使用回数もスキルにより高めることができ、その回数上限は死んでも変わらない
・敵から得られる図面を無事拠点に持ち帰れば、以降それによって作成できる武器防具が得られるようになる
つまり、確かに強い武器も高めたHPも何もかも、たった一回の死によって消し飛びますが、システム的には確実にやったことは残され身になっていくので無駄はないのです。そういった意味ではRPGの要素があります。純アクションのみというより蓄積型のゲームであると言えます。
またこの一回の死によって吹っ飛ぶシステムは私に次のような心理的効果を齎しました。
「あーーー100セル飛んだ！！」
「すげー貴重な図面がぁああああ！せっかく取ったのに！あとちょっとだったのに！！！！」
このような感情が爆発した結果、次はやったる、さっき失ったものは必ず取り返す、という心理となり、物凄い集中力が生まれます。それに加えて極めて快適な操作性、良好レスポンスアクションということもあり繰り返しのプレイの中で自分自身の腕も磨かれていくために、上手くなってくると大げさではなく「風が吹き抜けるように」進んでいけるようになってきます。これが大変快感であり、感情の高まりとともに中毒度を深めていく要因となるのです。ロールして抜けてパリィでカウンター、ここで近接で切り刻んで罠張って
ドーン、という感じのリズムができてきます。こうなると数時間が一瞬で溶けるような感覚になります。
因みに本編に加えてDLCが用意されており、ある程度進むと開放するのにDLC購入を要求されるエリアも出てきます。私は普段こうなると気分が悪くなるタイプですが今回は即購入しました。バラ買いだと+1700円くらいですがセット品だと+1300円ほどのコストになります。別にDLCがないとクリアまで行けないというわけではないですが（DLCエリアを通らなくてもクリアできました）、一応こういう要素もあることは念頭に置いてください。
（発売して割と経つので100％を120％にするような追加要素としてのDLCという感じで、世にある本編70％をDLCがないと100％にならないというタイプではないようです）
プレイ中はやはり月下の感覚が蘇ったり、個人的にはshinobi3Dを思い出したりしていました。
ローグライク+アクションというシステムが新鮮だったこともあり、本当に熱中度合いが少し異常でした。
これがインディーズというなら、インディーズ市場には期待ができますね。
これはインディーズゲームの王様ではないでしょうか。
興味を持たれた方にはまず本編だけでも購入をおススメします。
メーカーによる説明
「死」は終わりではなく、始まりに過ぎない…
プレイするごとに変化する世界で、己の力を示せ
『Dead Cells』は何度でも繰り返し遊べるローグライク2D探索型アクションゲーム。死を重ねることで得られる成長をその身に感じ、この世界を踏破しよう。
彼は決して最強ではない
怪物たちが溢れかえる奇妙なエリアが複雑に絡み合う恐ろしくも美しい世界。 この世界に挑むのは、「死」を克服した1人の戦士。しかし、怪物に敗北してしまえばその肉体は滅び、成長した能力も手に入れた装備もすべて失ってしまう。
｢死｣こそが始まり
プレイするたびに解放されていく武器と魔法、そして何よりも、プレイヤー自身の経験が彼を強くする。彼を最強にするのは君自身なのだ。
新たなゲーム体験"ローグヴァニア"
死を越えていくことで、確かな上達を感じることのできる秀逸なゲームバランス。ローグライクとメトロイドヴァニアを融合させた新たなゲーム体験"ローグヴァニア"。
プレイごとに自分なりの「最強」を作り出そう
剣、弓、盾、タレット、爆弾、瞬間移動… 90種類以上の装備と魔法。手に入る武器が違えば、強化される肉体のパターンも変化する。自分なりの最強を目指し新たな冒険を始めよう。
